きっと みんなの心をあわせたら きっと ぼくは弱虫じゃないよ きっと みんなと強くなれるよ

「だからみんなで」

「きっと みんなの心をあわせたら きっと ぼくは弱虫じゃないよ きっと みんなと強くなれるよ」

「だからみんなで」より
歌:岩渕まこと
作詞:武田鉄矢
作曲・編曲:菊池俊輔

映画『ドラえもん のび太の大魔境』主題歌・エンディング曲

この言葉は1982年公開『ドラえもん のび太の大魔境』の主題歌の歌詞の一部です。

 

この映画は子どものころ何回も見ましたが、歌詞に注目することは正直なかったですね

しかし、大人になった今改めて聞いてみたら心に残る素敵な言葉であると分かり、ここで紹介させてもらうことにしました

 

この歌には「自分一人は弱い存在でありできることは少ないけど、、みんなと力を合わせれば一緒に強くなれって何でもできる」といった意味が込められています

 

 

この歌はミスや意固地、偶然などが重なって仲間を危機に晒して孤立してしまうジャイアンが責任を感じ、たった独りで敵を倒しに行こうとする場面で流れます。

敵の爆撃を避けながら歩いていくジャイアンの後ろから、帰れと言われたにもかかわらず、ドラえもん、のび太、しずか、そして、スネ夫がついて歩いていく場面は感動ものですよ。

結局、この後みんなで協力して危機に立ち向かい、敵を倒すストーリーがこの歌詞と見事に調和しています

 

 

映画のストーリーになぞって言えば、「仲間の大切さ」「人とのつながり」そして「団結力」の重要性を強調しているのではないでしょうか。

 

「きっと みんなの心をあわせたら」の部分は、仲間の大切さと人とのつながりを表しています

1人で心細いけれど、それぞれの心が一つになるとき、個々の力は合わさって大きな力となります。

これは、一人一人が持っている力を最大限に引き出し、共有することの大切さを示しています。


次に、「きっと ぼくは弱虫じゃないよ」の部分は、団結力の力を示しています。

一人では弱いかもしれないけれど、みんなと一緒なら強くなれるというメッセージです。

これは、団結力が個々の弱さを補い、全体としての強さを生み出すことを表しています。


 

最後に、「きっと みんなと強くなれるよ」の部分は、これらすべての要素が組み合わさった結果を示しています。

つまり、仲間との絆と団結力によって、一人ひとりがさっきまでの自分よりも強くなることができるというメッセージです。

 

この歌詞は、一人一人が持つ力を信じ、仲間と協力して困難を乗り越えることの大切さを教えてくれますね

そしてこのことは、「ドラえもん」の物語全体を通じて常に強調されているテーマでもあります。

それぞれのキャラクターが自分自身の弱さを認め、他人と協力することで、困難を乗り越え、成長していく様子が描かれています。

 

この歌詞は、そのテーマを象徴的に表現していることに、大人になってやっと気づけました。

そう考えると「ドラえもん」は大人になった今だからこそ読み返したり観返し足りするべき作品なのかもしれませんね